『独裁者・ジャコウ』
「北斗の拳」(武論尊・原 哲夫原作)は1980年代後半に「週刊少年ジャンプ」にで連載スタートし、爆発的人気を誇ったヒーロー漫画。伝説の暗殺拳「北斗神拳」を継承し、核戦争によって荒廃した世紀末を生き抜く青年ケンシロウの生き様は有無を言わさないかっこよさがあります。悪党達がケンシロウに敗れる際にあげる断末魔の「ひでぶ」などといった声や、「お前はもう死んでいる」という言葉は当時流行語にもなったもの。ジャンプ黄金期を支えた漫画は色褪せず面白い。その本巻。数年後、天帝が治める帝国の圧政で世は再び混迷へ。リン、バットとともに、帝国を倒しに向かうケンシロウ。だが影の独裁者・ジャコウは天帝を人質に、元斗皇拳のファルコに北斗抹殺を命じ…!?