『強引な連載のつらさ』
やはりラオウが倒れた時点で連載終了の予定だったんでしょうね。無理に連載を強要されたせいか、その後はかなり設定に無理がある。武論尊氏がラオウに思い入れが激しすぎて最後までラオウより強いといえるキャラを描けなかったのも、後半の魅力が今ひとつだった理由になっている。
カイオウは最後にケンシロウと戦ったラオウより遥かに強かったという設定にしてもよかったんじゃないか。日々進化する北斗宗家の人間は数年前より遥かに強くなってるはずだから。ラオウが生きていたらカイオウと同等以上に進化していたということで。
どうも武論尊氏は論理的なストーリーの構築が苦手っぽい気もする。
何だかんだ言ってもこれ程夢中になって読める漫画はこの先現れないだろう。